第3話 titi
父については話が多過ぎるので、一部だけ
私のアイデンティティは、父に起因するところが大きいだろう。
私は何者か。そう考えるときは多々あった。
0〜3歳中国、3〜6歳日本、6〜9歳中国、しょうさんから日本
に住んだ。
日本にいる間、家の外では日本の教育、家の中では中国の教育を受けていたといっても差し支えない
そこに苦しんだこともある
日本にいると、これだから中国人はと言われ、中国にいると見た目が日本人のようだと言われる
前者は明らかに中国人を見下していたし、後者は歴史背景からいい意味で捉え難かった
中国を馬鹿にされるときも、日本をディスられるときもキレていた思春期があった
ちなみに、父の私に対するしつけはなにかと儒教を引き合いに出してくる
私は意外と優しい心の持ち主だから仁、義を語られることはすくなかったが、嘘つくと本質を見抜く父に見破られて、信とは何かと毎回説教されていた
あと、過保護な母のことが嫌いだったこともあり、礼もうるさく言われた
そして、なぜか三国志のストーリーも混ぜてくる。劉備と曹操がなんたらと。
そんな父は、私の思春期で繰り返し言ってきたのは、お前は中国人なのだと
いくら日本で教育を受けようが、流れているのは先祖代々から中国人の血であり、国を思う人たちの血が流れているのだと
余談だが、私の苗字は姜
この苗字は、周の時代の有名な軍師姜子牙と同じであり、三国志にも姜維という有名な将軍とも同じである
もっとちなむと、国が起こる前の中国で、神農炎帝と呼ばれる神様の苗字も姜らしい
私が彼らの子孫であるかどうか証明できないが、ポジティブなので私は自分のことを神の子孫と考えるようにしている
話を戻すと、アイデンティティ
中国人であることは私も受け入れたが、なんともピンとこないものがあった
出会いは突然なのである
そう、それは
彼はサイヤ人であり地球で育った
おれは地球育ちのサイヤ人だ!というシーンがあるが、私の心に実に深く刺さった
日本育ちの中国人
気づけばどうってことないのに、気づくのに20年はかかった
このアイデンティティで実は充分であった
これを受け入れてから多くを割り切れるようになった
むしろ価値のあるものだと思えるようになった
さて、今の自分のアイデンティティは把握した
しかし、なりたい自分は話が変わる
とりあえずさ
銀座の寿司うますぎる🍣🍣🍣
中国にどんな貢献ができるのか
父のあとを追いたいし、超えたい
背中がとおいよよよよよよよよよよよよのよよ